ホッター〜ブラームス

2026年11月02日 13:29

この頃は気温が15℃を切り、日ごとに寒くなっています🍁
衣類、寝具類、暖房機器の清掃など冬支度を始めています。時節柄、風邪や感染対策にも気をつけたいですね。

本日はホッターが歌うブラームスのリートをどうぞ♪

〜J.ブラームス作曲〜
6つの歌曲より
「野にひとりいて」Op.86-2

詩:ヘルマン•アルマース

Ich ruhe still im hohen grünen Gras
丈の高い緑の草の中でしずかに憩い、
Und sende lange meinen Blick nach oben,
長い間 空の方を眺めている。
Von Grillen rings umschwirrt ohn’
Unterlaß,
たえず集くこおろぎの声につつまれ、
Von Himmelsbläue wundersam umwoben.
空の青さに快くおおわれて
Die schönen weißen Wolken ziehn dahin
美しい白雲が、懐(か)しいひそかな夢のように

Durchs tiefe Blau,wie schöne stille Träume;
るり色の空をただよってゆく。
Mir ist,als ob ich längst gestorben bin
ぼくの魂がとっくにこの世を去って、
Und ziehe selig mit durch ew'ge Räume.
雲とともに涯しない空を渡ってゆくようだ。
(訳詞:志田麓)

ハンス•ホッター(バリトン)
ジェラルド•ムーア(ピアノ)
1951年

ハンス•ホッターはドイツの歌手で、ドイツリートやオペラ曲の録音が残っています。
私はシューベルトの「冬の旅」を聴いて以来ホッターの歌声に感動し、大変好きな歌手です。
ブラームスのこの曲は歌詞と音楽の相性が絶妙で、しみじみと拡がっていく様が大変美しいです。
20代のころ、苦しい時期にホッターのブラームスを知って大変助けられました。

私自身このような経験から、
誰の演奏で何を聴くかということは、
それによって驚きや感動、発見や学びがあり、またその体験は一過性のものではなく
生涯に渡ってその人の栄養になっていくもので、結構重要だと考えています。

前のページ
2026年発表会
一覧へ
次のページ
記事はありません
記事一覧を見る